2025年度メディア創造学会 総会・講演会 小杉要氏講演会 睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』の立ち上げストーリー

- カテゴリー
- 講演会
- 講師
- 小杉 要氏
- 開催日時
- 2025年7月3日(木)
学会総会:16:50-17:00
講演会:17:00-18:30 - 場所
- 同志社女子大学 京田辺キャンパス 京田辺キャンパス 知徳館 C283教室
- 参加対象
- 同志社女子大学在学生および教職員
- 申込み
- 申込不要、入場無料
- 主催
- 同志社女子大学 メディア創造学会
- 共催
- 同志社女子大学 メディア創造学科
講師プロフィール 小杉 要氏
Sony Interactive Entertainment での生産管理担当を経て、2015 年に入社。経営企画部で全社の予算管理などを担った後、オンラインカスタムシャツブランド「ポケモンシャツ」を立ち上げ。
2018 年より『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』のプロデューサーを務める。
REPORT
株式会社ポケモン ポケモンスリープ推進室 シニアディレクターの小杉要さんに「睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』の立ち上げストーリー」と題してご講演いただきました。講演会では小杉さんのキャリアやゲーム業界についてもお話しいただきました。
小杉さんは京都大学を卒業後、SONYのゲーム部門に就職され、ゲーム業界でのキャリアをスタートされました。3年間全力で駆け抜け、グローバルに展開しているコンテンツの近くで仕事をしたいという思いで株式会社ポケモンに転職されました。
ポケモンシャツというOriginal Stitchとの共同事業と並行にポケモンスリープの事業をスタートされました。今や世界中にユーザーがいるポケモンスリープにも紆余曲折があり、その立ち上げストーリーやヒットの要因について具体的にお話ししてくださいました。
現代のサービスは可処分時間の奪い合いとされる中で、⼩杉さんは、誰もが必要とする「睡眠」という⾏為に着⽬し、睡眠の専⾨家にも相談してユーザーの睡眠時間が増えるように、睡眠を楽しむことができるように開発をしたそうです。また、プロデューサーの仕事は、ポケモンが、最も魅力的な商品になるように導く『つくるプロデュース』と、最大の商いになるようにあらゆる調整をする『うるプロデュース』だと教えていただきました。
最後に自らのキャリアを振り返り「与えられた仕事を全力でこなすことを繰り返すことでチャンスをもらえた。特別やりたいことがなくても悩みすぎなくてよい」とキャリアで悩むことも多い学生に向けてメッセージを送られました。講演終了後には、インターネットサービスを使った質疑応答の時間を設けていただき、直接学生からの質問に答えていただきました。
業界の第一線で活躍されている小杉さんのお話は、メディアを学んでいる学生にとって大変学びの多い時間となりました。