ダムタイプ・アーティストトーク

ダムタイプ1984-2006パフォーマンスアート集団の軌跡

カテゴリー
講演会
開催日時
2006年11月15日
場所
知徳館 1F C131
講師
小山田 徹氏 高谷史郎氏

REPORT

ダムタイプは、先鋭的な表現手法と鋭い人間批判で、世界中から高い評価を得ているパフォーマンスアート集団です。1984年に京都市立芸術大学の学生によって結成され、これまでに『pH(90年初演)』『S/N(94年初演)』『OR(97年初演)』などの優れた作品を排出してきました。
今回、ダムタイプの中心的メンバーである高谷史郎氏と、作品『OR』まで舞台監督をつとめた小山田徹氏をお招きし、ダムタイプの前身である劇団「座カルマ」の時代から今日にいたるまでの活動と、その制作背景についてお話しいただきました。
映像、音響、舞台、照明、パフォーマンス、シナリオが複雑に絡みあう大がかりな作品群は、どのようにして生まれたのか? 会場には250名をこえる来場者がつめかけ、22年の歴史を二人のアーティストとともに振り返りました。
なかでも、ダムタイプにとっての[コラボレーション(共同作業)]が本質的に対等の立場でのみ成立し、広い意味での[協力者]を含めた総合的な行為である、というお話しは印象的でした。人的バックボーン、コミュニケーション、制作の共有、それらがダムタイプの核心のひとつだったということです。講演は終始なごやかなムードで進み、「『Pleasure Life』のあとは辛かった。メンバーが3人しか残っていなかった」などの話は会場の笑いを誘いました。
ダムタイプは現在も最新作『Voyage(ヴォヤージュ)』ツアーの只中であり、精力的な活動をおこなっています。

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