植木 美也子氏講演会「ソーシャルメディア×コミュニケーションデザイン」

同志社女子大学 2012年度 第3回 情報メディア学科講演会
ソーシャルメディア×コミュニケーションデザイン -ソーシャル時代の新しい広告のカタチ-

カテゴリー
講演会
講師
植木 美也子氏(バスキュール)
開催日時
2012年11月14日(水)15:15 〜 16:45 (予定)
場所
同志社女子大学 京田辺キャンパス 知徳館8号棟1階C183

講演者プロフィール 植木 美也子氏

同志社女子大学学芸学部情報メディア学科卒業。大学卒業後は、大阪のWEB制作会社へデザイナーとして就職したのち、バスキュールへ入社。
入社直後に、mixiの公認クリスマスイベントである「mixi Xmas」の立ち上げに関わる。1カ月で90万人を集めた人気のmixiアプリ「the Actress 華麗なる女優たち(ユニリーバ・ジャパン提供)」の制作チームにも参加。

バスキュール http://www.bascule.co.jp

2000年7月設立。言葉や世代を超えて世界中の人々に喜んで もらえるコンテンツを生み出すことを目標とし、新たな表現手法やコミュニケーション手法に積極的にチャレンジする、業界の中でも指折りの存在感を示す Web制作会社。現在は、本格的なソーシャル時代の到来とスマートフォンの普及を見据え、ソーシャル マーケティングサービスを主軸に企画・開発・提供している。

REPORT

同志社女子大学情報メディア学科の第一期卒業生であり、現在は、株式会社バスキュールでデザイナーとして活躍されている植木美也子氏をお招きし、ご講演いただきました。テーマは、「ソーシャルメディア×コミュニケーションデザインーソーシャル時代の新しい広告のカタチー」です。

自己紹介の代わりに上映された学生時代の作品からは、周りの人を楽しませる作品を自分自身も楽しんで作るという姿勢を、当時から持たれていたことがうかがえました。
卒業後、大阪のWeb会社へ就職しコーポレートサイトを手掛けておられた氏は、自分にとってよりやりがいのある仕事を求めたそうです。デジタル領域において数々の最先端インタラクティブ広告を手掛けるバスキュールに憧れ、普通の履歴書ではなく「ラブレター」を模した独自のFlashコンテンツを作ることで想いを伝え、見事バスキュールへの転職を果たされました。

インターネットの普及により、広告は「ラブレター」のような一方向にメッセージを伝えるものから、企業と消費者の「デート」=「相互的なもの」に可能性を広げたと語られ、その「デート」を企画する際に、どのようなコミュニケーション方法をとれば、ソーシャルメディアを介してより多くの消費者に楽しんでもらえるコンテンツになるかという持論を、「デジタル広告の恋愛テクニック」と題してわかりやすくご説明いただきました。

また、実際にバスキュールが手掛けた広告の中から、ソーシャルメディアを使用した広告事例が紹介されました。
それらは非常に自由に、バナー、ゲームアプリ、リアルイベント、TVといった様々な媒体とソーシャルメディアを掛け合わせて、新たな広告形態を打ち出しています。

今後は消費者が受け手として存在するだけではなく、消費者がソーシャルネットワークを介してインタラクティブな要素を持つ広告に参加して楽しむことで、その経験をその場で友人や見ず知らずの人へと発信・共有する。企業と広告会社と消費者がつながって相互のコミュニケーションが発生する場が、商品のコマーシャルとなっていく時代なのだということが、実際に現場に関わっている植木氏の話からひしひしと感じられました。

終始笑顔のお話は講演であることを忘れてしまうほどに楽しく、バスキュールの仕事内容を紹介される際の生き生きとした様子を目の当たりにすると、心から楽しんで仕事をされているのだということが分かりました。先輩の刺激的なお話は、学生たちが自身の将来を考える良いきっかけとなったことと思われます。

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