映像ワークショップ ーインタビュー・ヴィデオ撮影の鉄則ー

2012年度 第1回 情報メディア学科ワークショップ
「話を聴き、第三者へ伝える」―それがインタビュー・ヴィデオの基本。

カテゴリー
ワークショップ
講師
山本 輝(メディアサポートセンター)
日時
2012年6月17日(日) 10:00〜17:00
場所
情報メディア演習室3 (C164)

ワークショップの内容

インタビューのあるべき姿を確認し、そのあと、実際に短いインタビュー撮影をくり返します。
作品を完成させるというよりは、起こりうる技術的な問題を体験し、その修正方法を学ぶことに重点を置きます。

「インタビューの理想と現実」
「聴きやすい声の録り方」
「観心地のよい映像の撮り方」
「編集という諸刃の剣」
※内容は若干変更となる場合があります。

REPORT

『インタビュー・ビデオ撮影の鉄則』と題して、ビデオワークショップを開催しました。
現在市場に並ぶビデオカメラはその全てが内蔵マイクを搭載し、録画ボタンを押せば簡単に同時録音ができますが、安易に録れてしまう分、音に対する注意を怠りがちです。
1年次生の春学期必修科目である『情報メディア基礎演習』では、ドキュメンタリーをテーマに研究・作品制作が行われています。その中で映像作品を制作する学生を対象に、撮影対象者の音声を明確に録音することを第一の目的として、ビデオカメラとマイクの扱い方の基礎を学ぶ機会を設けました。

殆どの参加者が本格的な撮影は初めてという状態の中、ワークショップは、トライアル&エラー方式で計3回の撮影を行いました。

1回目の撮影では、まずはカメラの簡単な使い方を説明し、各グループにビデオカメラ、ヘッドフォン、三脚のみを配付、1分間のインタビュー映像を撮影し、その映像を見ながら、音声の不明瞭さ、周囲の状況によって音量が左右されることなどを皆で確認しました。
その後、初めてマイクの種類、録音レベルや設定を学び、2回目の撮影は外部マイクを付けた状態で撮影を行い、1回目の映像と比較、その差を確認しました。同時に映像面での問題点、逆光や三分割法、画面内の水平垂直などが指摘されました。
3回目の最終撮影では前2回で得られた留意点を踏まえて、観客が観やすく内容が明確に伝わるような映像制作を目指しました。 その後は撮影した映像をPCに取り込み、映像編集ソフトFinalCutoProでの編集作業を体験しました。

1年次生にとっては初めてのことが多く密度の濃い内容となりましたが、まずは撮影時の失敗を知り、その後でその修正方法を学ぶという方式により、初心者が撮影で起こしうる問題点とその解決法をよりよく理解できたようです。
参加者24名

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