光と影 Light and Shadow 川内倫子 写真展

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カテゴリー
作品展示
会期
2013年6月28日(金)ー8月2日(金)
開館時間
9:30〜19:30 入場無料・土日休館
(8月以降は16:30まで)
会場
同志社女子大学 mscギャラリー
(京田辺キャンパス 知徳館6号棟1階 C163)
お問い合わせ
情報メディア学科事務室
0774-65-8635

川内倫子(かわうち・りんこ)氏 プロフィール

川内倫子/1972年、滋賀県生まれ。
2002年に『うたたね』『花火』(リトルモア)で第27回木村伊兵衛写真賞受賞。2009年、ICP主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞。2013年、芸術選奨文部科学大臣新人賞、および第29回写真の町東川賞国内作家賞受賞。個展、グループ展は国内外で多数。
主な個展に、2005年「AILA + Cui Cui + the eyes, the ears,」(カルティエ財団美術館、パリ)、2007年「Semear」(サンパウロ近代美術館)、2012年「照度 あめつち 影を見る」(東京都写真美術館)などがある。
2013年6月下旬に最新写真集『あめつち』(青幻舎)が発売。8月10日より第29回写真の町東川賞受賞作家展に参加。

REPORT

川内倫子氏は、日常生活とその周辺をおもな撮影フィールドとし、〈生と死〉〈過去と未来〉といった普遍性をあつかう写真家として、国内外から大きな注目を集めてきました。氏は写真界の芥川賞と呼ばれる木村伊兵衛写真賞を2002年に受賞して以降、毎年のように新作を発表し、精力的な活動を続けてこられました。今回、展示いただいた『光と影 Light and Shadow』は、東日本大震災の被災地をテーマとした一連の作品群です。これらは2012年に写真集のかたちで発表されており、その売上から経費を差し引いた全額は、被災地復興支援のために寄付されています。川内氏は被災地の瓦礫の中で白い鳩と黒い鳩のつがいに偶然出会い、“二匹の姿はまるで「光と影」のように、相反するものが同時に存在する私たちの生きている世界を象徴”(※)とし、そのカメラに収めています。そして、“永劫に繰り返す生と死の営みにやりきれない無常感を持ちながらも撮影した”(※)ということです。『光と影 Light and Shadow』を見た来場者の多くは、最初、その氏の写真が持つある種の美しさに驚いていました。しかし、その撮影場所に気づいた人は、だれもが言葉を失い、ただ、じっと作品を見つめ続けるのでした。

(※公式サイトより抜粋)

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