情報メディア学会第10回総会・講演会 正樂地 咲氏「好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと」
演目:「好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと」
講師:正樂地 咲氏(CMプランナー・コピーライター/電通中部所属)
- カテゴリー
- 講演会
- 講師
- 正樂地 咲氏(CMプランナー・コピーライター/電通中部所属)
- 開催日時
- 2014年6月4日(水) 15:15〜16:45
- 場所
- 同志社女子大学 京田辺キャンパス 知徳館 8号棟2階 C283
- 参加対象
- 在学生および一般 入場無料 申込不要
- 主催
- 同志社女子大学 情報メディア学会
- お問い合わせ
- j-gakkai@dwc.doshisha.ac.jp (情報メディア学会)
情報メディア学会 総会・茶話会
総会 16:45〜17:00 C283
参加対象:情報メディア学科生
講演会終了後、同じ会場で行います。必ず出席してください。
茶話会 17:10〜18:10 Y401(友和館 4階 カフェテリア)
軽食を頂きながら情報メディア学科生の交流会を行います。
講演者の正樂地氏もご出席されますので、ぜひご参加ください。
講師プロフィール 正樂地 咲氏(CMプランナー・コピーライター/電通中部所属)
1985年大阪生まれ。 2007年同志社女子大学情報メディア学科(影山貴彦ゼミ)卒業後、電通へ入社。
関西支社を経て、2011年末より中部支社へ。主な仕事に、セイバン「天使のはね」シリーズ、UHA味覚糖「ぷっちょ×AKB48」シリーズ、東邦ガス「栗原はるみさん」シリーズ、AC全国キャンペーン「となりの先生」、ドナルド・マクドナルド・ハウス「募金キャンペーン」など。 受賞歴:TCC新人賞、CCN賞、OCC賞、FCC賞、愛知県知事賞、広告電通賞特別賞など。
REPORT
CMプランナー・コピーライターとして数々の広告賞を受賞し、ご活躍の正樂地咲さん(本学情報メディア学科卒業生)をお招きし、『好きなことで食べていく、をしてみて思ったこと』と題して、ご講演頂きました。当日は、あいにくの雨模様でしたが、約150名の方々にお越しいただきました。
高校生の頃に出会った小説『檸檬』(梶井基次郎著)から「みすぼらしくて美しいもの」という一節に衝撃を受け、それを自身の美学としてきた正樂地氏。本学科の出身でもある正樂地氏は、卒業制作でもこれをテーマにした冊子を製作したと言います。コピーライターを本格的に志したのは、大学生の時。そのきっかけには、やはり「みすぼらしくて美しいもの」を広告の中に感じたからだとお話しされました。
大学時代は同志社大学のサークル、同志社学生放送局に所属し、ラジオ番組の原稿などを執筆していたという正樂地氏。大学時代には、広告専門のスクールにも通い、新しいコピーを考えては熱心に周囲の意見を求め自分らしさを追求したと言います。その後電通に入社し、社内のテストを通過し晴れてCMプランナー・コピーライターに。しかし、思うように力が発揮できずに悩んだ時期も長かったそうです。身近で励ましてくれた先輩やプロジェクトの仲間の存在を通して自身と向き合うことによって、自分らしい作品づくりから、仲間と共に作り上げる作品づくりへと自分の強みを変化させてきた正樂地氏の柔軟性と努力をじんわりと感じました。
夢を叶えてから味わう苦しみや楽しみについて語ってくださった正樂地氏。本学科卒業生ということもあり、これから就職活動を始める学生や、進路に悩む学生を多いに勇気づけてくれました。広告の美しさ、人々との関わり合いを通じたものづくりの面白さを感じる心温まる講演会となりました。