After Effectsワークショップ
- 2015.06.16
- 2015年度, アーカイブ, ワークショップアーカイブ
2015年度 第2回 情報メディア学科ワークショップ
After Effectsとは映画、CM、ゲーム、アニメ、最近ではプロジェクションマッピング等で使用される映像デジタル合成・モーショングラフィックス制作などを目的としたソフトウェアです。
このワークショップではAfter Effectsの基本的な操作方法の習得とPhotoshopで作成した静止画からのモーショングラフィックスの作成、映像データの加工などを行います。
第1回目(終了しました)
- カテゴリー
- ワークショップ
- 講師
- 尾崎祐介(メディアサポートセンター)
- 開催日時
- 2015年6月13日(土)10:00〜17:00(予定)
- 場所
- 情報メディア演習室3(C164)
- 対象
- 情報メディア学科・情報文化専攻 在学生
- 定員
- 先着24名
- 持ち物
- 筆記用具、昼食
- 申し込み
- 2015年5月21日(木)〜6月12日(金)16:30まで
情報メディア学科事務室(C206)
第2回目(終了しました)
- カテゴリー
- ワークショップ
- 講師
- 尾崎祐介(メディアサポートセンター)
- 開催日時
- 2015年7月11日(土)10:00〜17:00(予定)
- 場所
- 情報メディア演習室2(C162)
- 対象
- 情報メディア学科・情報文化専攻 在学生
- 定員
- 先着28名
- 持ち物
- 筆記用具、昼食
- 申し込み
- 2015年6月17日(水)〜7月10日(金)16:30まで
情報メディア学科事務室(C206)
※Adobe系ソフトウェアを使いこなせる必要はありません。初心者も大歓迎です。
REPORT
After Effectsとは、モーショングラフィックス(静止画のグラフィックデザインに音や動きを加え、映像の形態をとった映像技法)やビジュアルエフェクト(特殊撮影を用いて現実には見ることの出来ない画面効果を実現する映像技法)の作成に特化した映像編集ソフトです。日常的に目にするCM、映画、アニメーション、街中やネット上で流れる動画広告など、現在の映像コンテンツの制作には必須のツールとなっています。
受講希望者多数のため、今回のワークショップは2回開催されました。全くの初心者でも参加できるよう、基礎的な使用方法を中心に講義と実践を行いました。
午前中は参考作例としてアニメーションや映画のワンシーンを見ながら、どの部分がAfter Effectsを使用しているのかを確認し、このソフトを使ってどんな表現が出来るのかを知りました。
その後実際にAfter Effectsを起動し、作業パネルや用語の確認、レイヤー構造についての解説を受けました。また、Photoshopで作成した画像データをAfter Effectsに読み込み、時間軸に沿って画像データの位置や形を変化させる「キーフレームアニメーション」の作成方法を学びました。
午後は、午前中に学んだキーフレームを活用しながら、より高度な内容に踏み込んでいきます。
まずはキーイング(対象となる素材の色や明暗の値を指定して透明度を調整できるエフェクト)を用いた「クロマキー合成方法」を行いました。グリーンバックで撮影した指先の動作と、アイコンのデザインを並べた画像データを合成し、あたかもスマートフォンの画面をスワイプしているようなアニメーションを作成しました。
また、テキストレイヤーを使用した「テキストアニメーション」にでは、自分の好きな文字を自在に動かし印象的なタイトルやテロップを作成する方法を学びました。
最後に、動画のイメージの必要な部分だけを切り取り画面上に表示する「マスキング」という方法を用いて、動画の合成を行いました。
締めくくりに、簡単なプロジェクションマッピング風のアニメーションに挑戦しました。用意された家の形のガイドをもとに、今回学んだ手法を複合的に用いて各自15秒のアニメーションを作ります。出来上がった作品は映像データとして書き出した後、実際に家型をしたアクリル板に投影して鑑賞会を行いました。学生は自分達の作った映像を見て、今後の作品制作に積極的に取り入れたいと感じたようです。
複雑な映像表現も多数のレイヤーと多様なエフェクトの組み合わせで出来ています。使用されているエフェクトをひとつひとつ解析することで、自分でその表現を再現することも可能です。今回のワークショップは憧れの映像表現の謎を解くヒントとなり、新しい表現を模索する第一歩となったのではないでしょうか。
参加者 1回目:26名 2回目:22名