映像制作ワークショップまつり 第四回 カラーグレーディング編

映像制作ワークショップまつり 第四回 カラーグレーディング編

2017年度 情報メディア学科ワークショップ 第四回 カラーグレーディング編

講師
武村敏弘氏(本学嘱託講師・映像カメラマン)
開催日時
2017年7月12日(水)15時〜20時(予定)
集合場所
情報メディア演習室2(C162)
参加資格
情報メディア学科在学生、情報文化専攻在学生
定員
先着28名
対象
中級者(「撮影・照明編」に参加していることが望ましい)
内容
「メディア・エディット・カラー・デリバーのうち、カラーについての重点的な講義」「色温度、コントラスト、色の再現から自分の色をつくる」「サンプル映像を例に、どのようなグレーディングが施されているかを解説」「『撮影・照明ワークショップ』の素材を編集しグレーディング」など  ※内容は若干変更される場合があります

REPORT

映像制作ワークショップまつり最終回「カラーグレーディング編」が、本学嘱託講師でありプロのビデオカメラマンである武村敏弘氏の指導のもと開催されました。
カラーグレーディングとは、色味や明るさの調整による映像の演出であり、この工程を踏むとよりクオリティの高い映像を生み出すことができます。映画やTVドラマ、CMなど日常生活で目にする商業的な映像コンテンツのほとんどが、編集時にカラーグレーディングを行っています。
今回のワークショップでは、カラーグレーディングに特化した編集ソフトDavinchi Resolveを使い、「照明編」ワークショップで撮影した映画『アメリ』の再現素材のカラーグレーディングに挑戦しました。

色調整の作業は段階を踏んで行います。まず、各ショットの撮影時の色彩や明るさのばらつきを補正した後、その映像のコンセプトに合わせた色味と明るさにグレーディングを施していきます。まずはDavinchi Resolveでの効率的な作業手順を学び、その後に応用として、動いている物に色調整を追従させる方法やクロマキーを使用しての映像合成といった高度な操作も学びました。後半は学んだ技術を活かして、各自で『アメリ』の再現素材のグレーディングを行います。現実に忠実なものや幻想的なもの、学生それぞれの好みにより様々な『アメリ』が完成しました。

ワークショップの最後には参加者全員で完成作品を鑑賞しました。ひとつの映像から出来上がった様々な完成形態を観ることで、学生はカラーグレーディングも映像表現の幅を広げる重要な手段であるということに気づいたようです。

全4回に渡って開催された映像制作ワークショップまつりを通して、映像制作のワークフローを楽しく学ぶことが出来たと思います。今回の経験が学生にとって、自身の求める映像表現を実現する手助けとなることを期待します。
参加者 10名

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