映像制作ワークショップまつり 2018 第三回 カラーグレーディング編
- 2018.06.03
- 2018年度, アーカイブ, ワークショップアーカイブ
第三回 カラーグレーディング編
- 講師
- 武村敏弘氏(本学嘱託講師・映像カメラマン)
- 開催日時
- 2018年7月4日(水)15時〜20時(予定)
- 集合場所
- メディア演習室2(C162)
- 参加資格
- メディア創造学科 / 情報メディア学科在学生、情報文化専攻在学生
- 定員
- 先着28名
- 対象
- 中級者(「撮影・照明編」に参加していることが望ましい)
- 内容
- 「メディア・エディット・カラー・デリバーのうち、カラーについての重点的な講義」「色温度、コントラスト、色の再現から自分の色をつくる」「サンプル映像を例に、どのようなグレーディングが施されているかを解説」「『撮影・照明ワークショップ』の素材を編集しグレーディング」など ※内容は若干変更される場合があります
- 持ち物
- 筆記用具
- 参加申込
- メディア創造学科事務室(C206) TEL:0774-65-8635
6月26日(火)16時30分まで
REPORT
映像制作ワークショップまつり最終回「カラーグレーディング編」が、本学嘱託講師でありプロのビデオカメラマンである武村敏弘氏の指導のもと開催されました。
カラーグレーディングとは、色味や明るさの調整による映像の演出です。
カット編集や音の編集工程にカラーグレーディング工程を加えることで、作品の内容がより引き立つクオリティの高い映像を生み出すことができ、映画やTVドラマ、CMなど日常生活で目にする商業的な映像コンテンツのほとんどが、編集時にカラーグレーディングを行っています。
今回のワークショップでは、カラーグレーディングに特化した編集ソフトDavinchi Resolveを使用して、「撮影編」、「照明編」ワークショップ内で撮影した映画『アメリ』の再現素材のカラーグレーディングに挑戦しました。
色調整の作業は段階を踏んで行います。まず第1段階として、各ショットの撮影時の色彩や明るさのばらつきを補正し、第2段階でその映像のコンセプトに合わせた色味と明るさにグレーディングを施していきます。
まず手本に倣ってDavinchi Resolveでの効率的な作業手順を学びました。その後応用として、動いている物体にマスクを施しグレーディング部分を追従させるトラッキングという方法や、グリーンバックを使用した撮影素材のクロマキー合成といった高度な操作も学びました。
後半は学んだ技術を活かし、各自が『アメリ』の再現素材のグレーディングを行いました。現実に忠実なものや幻想的なもの、学生それぞれの好みにより様々な『アメリ』が完成しました。
カラーグレーディングという新たな知識に触れ、学生の作品がより高度な表現へ歩みを進めることを期待します。
参加者 12名