関口ゼミ産学連携ブライダルプロジェクト「幸せのお茶合わせ~祝茶で乾杯~」発表会
「幸せのお茶合わせ~祝茶で乾杯~」
学芸学部メディア創造学科関口英里教授のゼミでは、株式会社TNCブライダルサービス様の監修により、結婚式の企画を考案する「ブライダルプロジェクト」を2008年度から毎年行っています。本プロジェクトは、和婚の減少や儀式の簡略化により、京都の伝統産業需要が減少している現状をふまえ、伝統文化の新たな展開を学生たちのアイデアで盛り上げていくことを目的にしています。
プロジェクトでは、毎年、京都の伝統産業を取り入れた企画を考案。これまで京都の老舗とコラボレーションし、扇子や和ろうそくを使用した演出や、本プロジェクトのために特別に制作した大きな婚礼菓子を用いた演出などをプロデュースしてきました。
2023年度は老舗宇治茶専門店 株式会社祇園辻利(京都市東山区)様とコラボレーションし、2022年度の2年次生(現3年次生)が10分間の演出プランを企画。
⽇本伝統の婚礼儀式である「⽔合わせの儀」に着想を得て現代の婚礼に合わせてアレンジし、従来の婚礼で⾏われてきた「お酒での乾杯」に代わるものとして、古来より縁起の良い⽔だし茶で乾杯する、新しく楽しい和の演出「お茶合わせの儀」を完成させました。
「幸せのお茶合わせ」ならではの演出プランと特長
現代の婚礼に合わせてアレンジしたポイント
「お茶合わせの儀」では、新郎新婦にフローチャートを使⽤し、個性に合ったお茶を選んでいただく「幸せのお茶診断」を事前に実施。この演出だけの祇園辻利監修のオリジナルブレンド茶葉で、新郎新婦それぞれの個性にあったお茶を選びます。披露宴では、それぞれが選んだお茶を伝統ある⽔だし茶で、新郎新婦の和合を⽰しお茶を注ぎあい、オリジナルのブレンド茶を作成。「祝茶(しゅくちゃ)」の掛け声で列席者⼀同乾杯し、宴席を盛り上げる仕掛けを施しました。
発表会場は、演出プランの会場である⽼舗料亭 「京料理 東観荘」(京都市東⼭区)様を選定し、企画のプレゼンテーション、ゼミ生プロデュースによる本格的な模擬披露宴を実演。
婚礼衣装の着付けは森泰子着物学院(院長 駒水明美様)はじめ講師の皆様、ヘアメイクは本学人間生活学科卒業生でもあるヘアメークアップアーチストの可畑里彩様に委嘱し、それ以外の運営業務(プランナーや司会進行、カメラマン)と必要な役どころ(新婦役、招待客役等)は全てゼミ生が務めました。
また、今回ご協力いただいた方々を代表し、株式会社 祇園辻利 代表取締役 三好 正晃様による総評をいただきました。
本企画で完成したオリジナル演出プラン「幸せのお茶合わせ〜祝茶で乾杯〜」は、㈱TNCブライダルサービス様が代理店となり、婚礼披露宴のオプションプランとして、本発表会をもって販売がスタート。
本演出プランに必要なアイテム(「幸せのお茶診断」フローチャート、列席者用リーフレット、演出台本)、販促活動に使用する広報ツール(チラシ、Webサイト、SNS(Twitter))の作成・展開を全てゼミ生が手がけました。
- カテゴリー
- 研究発表
- 日時
- 2023年7月22日(土)12:00-13:00
- 会場
- 東観荘(京都市東山区)
- 主催
- 同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科 関口ゼミ
- 協力
- 株式会社TNCブライダルサービス
株式会社祇園辻利
東観荘
森泰子きもの学院
可畑里彩様(ヘアメイク)
⼤星亘輝様(新郎役)
佐藤彬柾様(搬出入、設営等)