メディア創造系海外事情A 2024
- カテゴリ
- その他
- 開催日時
- 2024年8月21日(水)〜9月1日(日)
- 場所
- ドイツ、フィンランド
- 引率
- 森公一特任教授
髙木毬子教授 - 参加者
- 「メディア創造系海外事情A」受講生25名
REPORT
本年度の海外研修では、ドイツおよびフィンランドに向かいました。両国でアート&デザインの創造性と革新性に触れるとともに、日常生活でのLOHAS(lifestyles of health and sustainability)やエコロジカルな取組に触れ、体験しました。温暖化現象、自然破壊、都市への一極集中、ジェンダー平等など、さまざまな課題がある中、社会のあるべき姿を模索するためにアート&デザインに何が可能か、そのヒントを探る旅でもありました。
デュッセルドルフ(ドイツ)では、K20・K21州立美術館、インゼル・ホムブロイヒなどでの芸術研修に加え、活版印刷や製本などのデザインワークショップを行い、現地の学生にも数人参加してもらいました。ヘルシンキ(フィンランド)では、ヘルシンキ現代美術館、デザインミュージアム、アルヴァ・アアルト邸やスタジオなどでの研修、アアルト大学でのワークショップを行いました。
以下、参加学生の感想をご紹介します。
海外研修を通して、デザインやアートのことをたくさん学ぶことができました。現地に行くからこそ体感できるものも多く、中でもフィンランドで訪れた、アルヴァ・アアルトの自邸はとても感動しました。
これからデザインやアートを学んでいくわたしにとって、大きな財産をいただきました。(3年次生)
異なる文化や価値観、アート作品に触れることでたくさんの刺激、新しい視点を得ることができました。この貴重な経験で得た学びと成長を活かしてこれからも勉学に励みたいと思います。(2年次生)
ドイツとフィンランドへ行って日本と異なる部分が多くあり、毎日が新鮮で刺激的でした。そして、現地の大学生と交流する機会もあり普段使わない英語での会話でしたが、とても楽しかったです。現地で学んだことをこれからの学びに活かしていきたいです。 (2年次生)
環境に配慮した消費生活や、自然や動物と共にある暮らし方を体験し、日本での当たり前を見直す機会となりました。日本の街中での過度な人混みや暑さ、騒音、食べ物の包装売りなどに対して、異常だと感じることもありました。また、建物や家具などの人を取り巻く物のデザインを通しても学んだ、呼吸のしやすい環境づくりの大切さや、物や自然との向き合い方は、今後の私自身の価値観にもつながると思います。(3年次生)
スーパーやドラッグストアで売られている物や販売形式、公共交通機関の乗り方など身近な所で日本との違いを多く感じました。日本に帰ってきてからも、今まではなんとなく過ごしていた日常に新しい視点や疑問を持つようになりました。海外研修が、改めて今後の生き方を考える良いきっかけと刺激になったと思います。 (4年次生)
12日間、発見とトキメキに溢れた宝物のような毎日でした。アートやデザイン、建築を鑑賞する、現地の空気感を感じる、食を知るなど、「ここでしかできないこと」をたくさんさせていただきました。この海外研修を通して、また一つレベルアップできたと感じています。参加して良かったです。 (4年次生)