PAPIERRÄUME 紙の空間 by Lai Ping So

PAPIERRÄUME 紙の空間 by Lai Ping So
一冊の本は、ひとつのキュレーションされた空間である。ページをめくりながら、私たちは部屋から部屋へと渡り歩くように、その建築の中を移動していく。展示会を企画するのと同様に、一つ一つの決断がこの本の世界をどう横断し、感じるかを決める:第一印象から、大きさ、素材、重さなどの細部に至るまでがデザインの対象となる。
Papierräume(紙の空間)は、アーティストでありデザイナーでもあるライ・ピン・ソーによる親密な紙の空間を紹介する。この展覧会では、ドイツと香港にまたがるエディトリアルデザインの作品を含む、過去5年間の彼女のブックデザインと、自費出版されたアーティストブックからなるセレクションを展示する。ソー氏の制作を通して、各書物はタイポグラフィ、素材、物語が一体となり、デザインされた建築に仕上がる。
- カテゴリー
- 作品展示
- 展示期間
- 2025年6月12日(木)ー7月15日(火)
9:00〜19:00 土日休館 - 場所
- 同志社女子大学 mscギャラリー
(京田辺キャンパス知徳館6号棟1階C163) - 出展者
- Lai Ping So氏
- お問い合わせ
- 同志社女子大学 学芸学部 メディア創造学科事務室 TEL: 0774-65-8635
講師プロフィール
ライ・ピン・ソー氏(Lai Ping So)
ヴィジュアル・アーティスト、エディトリアル・デザイナー。
彼女の活動は、テキスト、イメージ、サウンドなどに対する好奇心に基づく。
キュレーションされた空間としての本に魅了された彼女は、各エディトリアルデザインプロジェクトを空間体験を作り上げるきっかけとしている。ページという構造を通じて、読者を部屋から部屋へと誘導する。彼女の作品は、印刷技術、タイポグラフィ、ドローイングを統合しており、視覚的なスクリプトと素材の選択がいかに物語と意味を形成するかを探求している。ドイツのマインツ大学でグーテンベルク・インターメディアの修士号を取得し、香港のHKBUビジュアルアーツアカデミーでビジュアルアーツの学士号を取得した彼女は、アートとデザインの両分野を繋ぐ経験を生かし、独自のクリエイティブな思考を元に活動している。
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instagram: mmmmor.studio