小林章氏講演会『フォントのふしぎ』

小林章氏講演会『フォントのふしぎ』

小林章氏講演会
『フォントのふしぎ』

情報を文字で表すとき、フォントの選び方や使い方によって伝わり方が違う、と感じたことはありませんか。優しく語りかけるようなものになったり、逆に強い命令口調になったり、あるいは事務的で目立たない印象になったり。
毎日私たちが何気なく読んだり使ったりしているフォントは、それぞれのニュアンスを持っています。私たちはそれを感じ取ることで目に入る文字情報を無意識のうちにふるい分け、また発信の際には「この文章が他の人にどんなふうに伝わるだろう」と想像します。その「どんなふう」には、文字の大きさや色だけでなく、文字そのものの形が影響を与えているんです。
この講演の前半では、文字の形によって情報の伝わり方に差が出ることについて考えます。後半では、英文などでの情報発信の際のマナーやフォントの効果的な使い方についてお話します。

カテゴリー
講演会
講師
小林章氏
開催日時
2025年6月18日(水)15:30-17:30
場所
同志社女子大学 京田辺キャンパス C131
対象者
同志社女子大学在学生・一般 申込不要+入場料無料
主催
同志社女子大学 メディア創造学科
お問い合わせ
同志社女子大学 メディア創造学科事務室
TEL:0774-65-8635

講師プロフィール

小林章 Akira Kobayashi
ドイツMonotype社クリエイティブタイプディレクター。欧文書体の国際コンペティションの本文書体部門で2度のグランプリを獲得して2001年よりドイツ在住。オリジナル欧文書体の制作や日本語書体のデザイン監修に携わるほか、ソミー、アリババ、UBSなとの欧文カスタムフォントを手がけ、ドイツRed Dot賞をはじめ世界的なコンテストの審査員を務める:2022年にはニューヨーク・タイブディレクターズクラブ栄誉メダルを受賞。
著書に、『欧文書体:その背景と使い方』、『欧文書体2:定番書体と演出法』、『フォントのふしぎ:ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』(いずれも美術出版社)、『まちモジ:日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』(グラフィック社)、『英文サインのデザイン:利用者に伝わりやすい英文表示とは?』(田代眞理氏との共著、BNN新社)『欧文書体のつくり方:美しいカーブと心地よい字並びのために』(Book&Design)があり、2025年5月には『欧文書体』の20年ぶりの全面的な改訂版となる新刊『欧文書体:基礎知識と使い方』が刊行される。