写真のおもしろさ -ギャラリストの立場から-
2009年度 第4回 情報メディア学科講演会
- カテゴリー
- 講演会
- 開催日時
- 2009年11月25日(水)
- 場所
- 知徳館1F C182
- 講師
- 綾 智佳氏
講師プロフィール 綾 智佳氏
綾 智佳(あや・ともか)
大阪生まれ。1996 年The Third Gallery Aya 設立、ギャラリーオーナーディレクター。
石内都、ジョー・スペンス、牛腸茂雄、原美樹子、岡上淑子、鈴木崇、みとま文野、浅田暢夫、小松原緑などの展覧会を開催。近年、世界の写真及び現代美術の現状とリンクする機能を持つギャラリーを目指し、アートフェアにも出展。
1997 年「6Works+6Artists しごと- 作家/ 写真家であることを選んで」6人の作家のインタビュービデオを制作。
2002 年作家による雑誌「写場写場」を監修、これは2005 年に最終号を刊行。
2007 年「Comical&Cynical – 韓国と日本の現代写真」を企画、翌年韓国にも巡回。
http://www.thethirdgalleryaya.com/
REPORT
若手作家の写真作品を中心に、映像、メディアアートを取り扱うギャラリー、The Third Gallery Aya のギャラリーオーナー兼ディレクターである綾智佳(あや ともか)さんをお招きし、『写真のおもしろさ〜ギャラリストの立場から〜』と題して、講演をしていただきました。
ギャラリー設立に至るまでの歴史を振り返りつつ、これまでに手掛けた企画展示や出版物を例に挙げながら、「アートとしての写真を社会に流通させる」というディレクションの理念、ギャラリストとしての仕事内容を、わかりやすい言葉で解説してくださいました。
まだ銀塩写真が中心で写真を撮るという行為が大衆的でなかった時代から、90年代のガーリーフォトの興隆、インターネットの普及に伴っての若手作家の海外ギャラリーへの進出など、綾さんご自身の体験を通してのお話は、この数十年の写真の変遷を多角的に見るようであり、まさに第一線で活躍されてきた方の目を通しての写真現代史でもありました。