映像ワークショップ「インタビューするときに大切なコト5つ」

2013年度 第1回 情報メディア学科ワークショップ

カテゴリー
ワークショップ
講師
山本 輝(メディアサポートセンター)
開催日時
2013年6月15日(土) 10:00〜17:00
場所
情報メディア演習室3(知徳館 1F C164)
対象・定員
情報メディア基礎演習受講生のみ
お問い合わせ先
同志社女子大学 情報メディア学科事務室(C206) TEL.0774-65-8635

ワークショップの内容

インタビュー映像を完成させるというより、起こりうる技術的な問題を体験し、その回避法を学ぶ
1.インタビューにおける失敗
2.インタビュー前の準備
3.声を録る
4.映像を撮る
5.映像編集の基礎
6.インタビューのコツ
※内容は若干変更となる場合があります。

REPORT

1年次生春学期必修科目である『情報メディア基礎演習』では、グループ単位で撮影対象を決めてインタビューを行い、その結果を自由な形態で発表するという課題が課されます。その中でも映像作品を制作するグループの学生を対象に、映像撮影におけるビデオカメラやマイクなどの適切な使用方法を学ぶワークショップを開催しました。

殆どの参加者が本格的な撮影は初めてという中、ワークショップは、トライアル&エラー方式で計3回、短時間でのインタビュー映像の撮影を行いました。
1回目の撮影では、各グループにビデオカメラのみを配付。録画方法の簡単な説明の後、早速、実習に入ります。インタビュアーとインタビュイーの役割を体験しながら、与えられたテーマに沿ってお互いのインタビュー映像を撮影し合いました。撮れた映像を見ながら、手ぶれやピント、逆光、音声の聞き取りづらさなど、ビデオカメラ単体で録画ボタンを押しただけの映像にどんな問題点があるのかをみんなで確認しました。
それらを改善するために、ビデオカメラにはどのような機能が付いているのか、他にどのような機材を補えばいいのかを学びます。三脚、レフ版、ライトの必要性を知り、HDV・DV等のデジタルビデオ規格の違い、フレームレート、画面表示方式といった、デジタル映像に関する基礎知識を学習しました。
2回目の撮影は三脚とヘッドフォンを用いて、画面内の水平垂直、三分割法、被写体と背景とのバランスに留意して撮影を行います。1回目よりも画の点で改善された映像を見ながら、今度は音声上での問題点を挙げ、外部マイクを使用した撮影、マイクの種類、録音レベルについて学びます。
3回目の最終撮影では前2回で得られた留意点を踏まえて、観客が観やすくインタビューの内容が明確に伝わるような撮影を目指しました。
その後は撮影した映像をPCに取り込み、映像編集ソフトFinalCutoProを使用しての編集を実践、1分間のインタビュー映像を作成しました。

撮影・編集のファーストステップとして行われたワークショップでしたが、今回学んだことの中に、観客を想定した映像制作の基礎はほぼ盛り込まれています。
まずは失敗を体験し、その回避法を知るという順序により、学生たちは個々の機材やカメラの機能の特性に対し理解を深めた様子でした。また、インタビュー撮影をする上での心構えを学ぶよい機会となり、今後の撮影に対する気持ちも引き締まったようです。

参加者24名

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