イラストレーションワークショップ「イラストレーターに学ぶイラストmap」

イラストレーションワークショップ「イラストレーターに学ぶイラストmap」

2013年度 第4回 情報メディア学科ワークショップ
「イラストレーターに学ぶイラストmap」

雑誌やパンフレットには、一般的な地図とは違う手書きの“イラスト地図(マップ)”が使われる事があります。イラストで描かれデフォルメされた道や建物は見る人の想像力をかきたて、「行ってみたい」「見てみたい」という気持ちになります。
今回のワークショップでは自分で選んだ街のイラストmapを制作してみます。

カテゴリー
ワークショップ
講師
ノダ マキコ氏(イラストレーター)
開催日時
2013年11月16日(土) 10:00~16:00(予定)
場所
情報メディア演習室3 (知徳館 1F C164)
対象・定員
情報メディア学科・情報文化専攻 在学生 先着20名
受講条件
絵を描くのが好きなこと。
持参物
自分で持っている好きな画材(鉛筆、色鉛筆、水性マーカー、ポスカなど)
取材材料(詳細はワークショップフライヤー裏面参照)
 ・イラストmapで描くわが町、好きな街の情報
 ・ランドマークになるような名称
 ・お店や史跡・名所のおおまかな情報(住所・店名)
 ・駅、バス停など、公共交通機関のおおまかな情報
 ・写真 etc…
昼食
参加申込
10月29日(火) ~ 11月13日(水) 17:00まで
同志社女子大学 情報メディア学科事務室 (C206)
お問い合わせ先
同志社女子大学 情報メディア学科事務室 (C206)
TEL.0774-65-8635

講師プロフィール ノダ マキコ氏(イラストレーター)

1981年神戸生まれ。成安造形短期大学専攻科造形芸術卒業。主に、企業広告、雑誌、書籍などのイラストワークで活動中。企業との商品開発、イラストを通じての子ども向けイベント企画にも参加。動きのある線、独自のモチーフの組み合わせとデフォルメ感で隅々まで覗き込んでしまうような絵が特徴、イラストmapが得意。神戸生まれ神戸育ち神戸在住。 http://www.nodamakiko.net

■主なイラストレーションの仕事
HONDA、JTB、NHK出版、SAVVY、anan、ゼクシィ、コロンビア、アンダーアーマー、ラシットなど

関連イベント

ノダマキコ イラストレーション展 — 仕事としてのイラストレーション
会期:2013年11月5日(火)ー 11月15日(金)

REPORT

企業広告、雑誌、書籍等のイラストレーターとして活動されているノダマキコ氏を講師にお迎えし、手書きのイラストmapを作成するワークショップを開催しました。
参加者は事前にイラストmapを作成したい場所をリサーチし、当日のワークショップに挑みました。
午前はノダマキコ氏の学生時代の作品紹介、フリーランスのイラストレーターになるまでの過程のお話から始まり、手書きイラストmapの制作工程を手順ごとに丁寧に説明していただき、途中、ノダマキコ氏愛用されている画材についても紹介していただきました。

制作工程:
1.準備
 Google Mapで描きたい場所を検索し、表示範囲を調整してデータ化。

2.描く作業①
 データ化した地図を元にトレーシングペーパーで道、その他ランドマークを別々にトレースしながら描く。
 (国道などのメイン道路は太い線、その他の道路は細い線で描き、ランドマークやその他のポイントはその形で塗りつぶす など)

3.描いたものをスキャナーでデジタルデータ化した後、ベクターデータに変換し、Illustratorを使いPC上で
 レイアウト、色づけを行う。

4.描く作業②
 イラスト文字、カットイラスト、タイトル、線路などをたくさん描き、その中からよい物を選び、デジタルデータ化しPC上で
 レイアウトを行う。

5.完成したデータをプリントアウトし、完成。

一通り制作手順の説明が終わると、参加者全員が地図として描く場所とその場所への思い入れ等をプレゼンテーション形式で発表しました。
午後からは手順に沿って、実際に制作を行いました。参加者はクレヨン、色鉛筆、マジックなどの画材を使いながら線、イラストを描きました。
PC上でのレイアウト、色づけ作業ではそれぞれの個性が表れて、味のあるイラストmapが完成しました。

ワークショップ全体を通して参加者は上手下手関係なく楽しみながら手を動かし、友達同士で描いたイラストを見せ合いながら終始和やかな雰囲気でした。時間が経つのを早く感じた楽しいワークショップでした。

参加者 14名