映像ワークショップ(『情報メディア基礎演習』受講者対象)

映像ワークショップ 【撮影編】

ビデオカメラをつかった撮影の基礎、マイクをつかった録音の基礎

カテゴリー
ワークショップ
講師
山本 輝(メディアサポートセンター)
開催日時
2016年5月21日(土)10:00~18:00
集合場所
C122教室(知徳館1階2号棟)
対象・定員
『情報メディア基礎演習』受講者(各グループから2名)
持参物
筆記用具、昼食(食堂、生協、ファミリーマートは営業していません)
申込期間
2016年4月22日(金)~5月19日(木)
申込先
同志社女子大学 情報メディア学科事務室 (C206)
受付時間:9:00~17:00(11:30~12:30は閉室)

映像ワークショップ 【編集編】

Adobe Premiereをつかったビデオ編集の基礎

カテゴリー
ワークショップ
講師
前田 剛志氏(本学嘱託講師)
開催日時
2016年6月4日(土)10:00~18:00
集合場所
情報メディア演習室2(C162)に変更
対象・定員
『情報メディア基礎演習』受講者(各グループから1名※)
※撮影編に参加していない学生が好ましい
持参物
筆記用具、昼食(食堂、生協、ファミリーマートは営業していません)
申込期間
2016年4月22日(金)~6月2日(木)
申込先
同志社女子大学 情報メディア学科事務室 (C206)
受付時間:9:00~17:00(11:30~12:30は閉室)

REPORT

1年次生春学期の必修科目である「情報メディア基礎演習」では、最終課題としてドキュメンタリー作品をグループ制作するので、この時期、課題制作のサポートとして、情報メディア学科の貸出機材を活用した映像制作入門ワークショップを開催しています。
今年はより多くの学生に撮影および編集の基礎を知ってもらいたいと考え、【撮影編】と【編集編】の2回に分けての開催となりました。

【撮影編】

メディアサポートセンタースタッフの山本輝氏を講師に迎え、本番撮影で「挽回が不可能な失敗を回避すること」を目的に、トライアンドエラー方式でのインタビュー撮影を4回行いました。

撮影の前にまず、本番で起こりうる失敗とその原因をレクチャーしていただきました。ひとつめは、『撮影』に関する失敗です。声が録れていない、映像が撮れていないといった機材の操作ミスによる失敗は、一度しかない本番では取り返しがつきません。ふたつめは、『質問』に関する失敗です。魅力的なインタビュービデオでは、インタビュイーの「本音」が語られています。誰に何を訊くのかという主題の獲得、本音を引き出すための質問の選択、語り手からインタビュービデオを観る人たちにどう感じてほしいかという目標の設定といった、企画を練りあげることが必要不可欠であることを学びました。

この2点に留意しつつ、実習に入りました。与えられたテーマに沿ってお互いのインタビュー映像を撮影し合い、撮れた映像を観ながら、手ぶれやピント、逆光、音声の聞き取りづらさなど、撮影を繰り返すたびに発見される問題点をひとつずつ確認していきました。問題点改善のための三脚、レフ版、ライトといった機材の必要性を知り、ビデオカメラの機能を確認することで、個々の機材やカメラの機能、特性への理解を深めた様子でした。

最後に4、5人のグループにわかれて、次回の編集ワークショップで素材として使用する映像の企画を練り、撮影を行いました。
限られた時間の中での撮影でしたが、学生たちは非常に熱心に取り組んでいました。このワークショップで得た知識や経験が、本番のドキュメンタリー作品の制作に存分に活かされることを期待します。

参加者:41名

【編集編】

本学の非常勤講師をされている前田剛氏を講師にお招きし、「映像ワークショップ【編集編】」を開催しました。
このワークショップでは、「情報メディア基礎演習」の最終課題であるインタビュービデオの制作に備えて、Adobe Premiere Pro CCという映像編集ソフトのつかい方と、編集技術の基礎を学びます。今回は「リンク切れを起こさないためのデータ管理」「カット編集」「エフェクト」「テロップ作成」「音声編集」に重点をおいて、講義と実践をおこないました。

まずは、映像編集をする際にとても大切な、データ管理の方法について学びました。
映像編集では多数のデータを扱いますが、そのすべてを適切に管理しなければ、さまざまな不具合が生じます。なかでも、編集途中に素材データを移動させたり、名前を変えてしまったときに起こる「リンク切れ」というエラーは、編集初心者がよく目にするものです。その対処法として、「使用するすべてのデータを、ひとつのフォルダにまとめて保管する」「ファイル名は編集が終わるまで変更しない」というデータ管理についての約束を教わりました。これによりリンク切れを未然に防ぐことができるようになりました。

データ管理について学んだあとは、Premiereのつかい方と編集技術を覚えていきます。午前中は、 映像編集の基本である、カット編集の方法について学習しました。映像素材のなかから、必要な部分をイン点とアウト点で囲み、シーケンスにドロップする手順をていねいに確認していきました。

午後からは、映像の細かい調整の方法について学習しました。はじめはエフェクトについて。Premiereには300種類以上のエフェクトがパッケージされています。このなかから、インタビュービデオでの使用も多い、カットとカットの切り替え部分にかける「ディゾルブ」と、映像の色みを調整するための「カラーバランス」というエフェクトのつかい方について詳しく学びました。
つづいて、テロップの作成練習に入ります。「映像の上に重ねたときに、見やすいテロップであるかどうか」に注意しながら、いろいろなバリエーションのテロップを作成しました。そのあとは音声の編集へ。音量の調整や、BGMの読み込みをおこないました。

インタビュービデオの編集に必要な操作をひととおり教わった後は、しめくくりとして、 前回の「ビデオワークショップ(撮影編)」で撮影したデータを素材としてつかい、2〜3分ほどの短いインタビュービデオ作品をつくりました。休憩時間中も制作をすすめたり、作品を見せあってさかんに意見を交換したりと、意欲的な学生の姿がたくさん見受けられました。
今回のワークショップで学んだたくさんの知識と、その意欲的な姿勢が、本番のインタビュービデオ制作に活かされることを期待します。

参加者:23名

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同志社女子大学情報メディア学科 学生公募展2012「ohaco」