【追加開催決定!】After Effectsワークショップ

【追加開催決定!】After Effectsワークショップ

2016年度 第4回 情報メディア学科ワークショップ

After Effectsとは映画、CM、ゲーム、アニメ、最近ではプロジェクションマッピング等で使用される映像デジタル合成・モーショングラフィックス制作などを目的としたソフトウェアです。
このワークショップではAfter Effectsの基本的な操作方法の習得とPhotoshopで作成した静止画からモーショングラフィックスの作成、映像データの加工などを行います。

第1回目

カテゴリー

ワークショップ

講師

尾崎祐介(メディアサポートセンター)

開催日時

2016年7月3日(日)10:00〜17:00(予定)

場所

情報メディア演習室3(C164)

対象

情報メディア学科・情報文化専攻 在学生

定員

先着24名

持ち物

筆記用具、昼食

申し込み

2016年6月8日(水)〜7月1日(金)16:30まで
情報メディア学科事務室(C206)

第2回目【追加開催】

開催日時

2016年7月10日(日)10:00〜17:00(予定)

申し込み

2016年6月24日(金)〜7月8日(金)16:30まで
情報メディア学科事務室(C206)

REPORT

映像編集ソフト、After Effectsのワークショップを開催しました。After Effectsとは、モーショングラフィックス(静止画のグラフィックデザインに音や動きを加え、映像の形態をとった映像技法)やビジュアルエフェクト(特殊撮影を用いて現実には見ることの出来ない画面効果を実現する映像技法)の作成に特化したソフトです。日常的に目にするCM、映画、アニメーション、街中やネット上で流れる動画広告など、現代の映像コンテンツの制作には必須のツールとなっています。
本ワークショップは初心者でも参加できるよう、基礎的な使用方法を中心に講義と実践を行いました。

午前中はアニメーション作品のワンシーンを参考に、どの部分にAfter Effectsが使用されているのか、After Effectsで可能な映像表現を確認しました。
その後、実際にAfter Effectsの作業画面を見ながら、各パネルの呼称や用法の説明を受けました。また、After Effectsを使用するにあたってポイントとなるキーフレームの概念を理解するため、PhotoshopデータをAfter Effectsに読み込み、時間軸に沿ってその位置や大きさが変わるキーフレームアニメーションの作成と、テキストレイヤーを使用してテキストを自在に動かすテキストアニメーションの作成を行いました。

午後は、午前中に学んだキーフレームアニメーションを応用し、より複雑な視覚効果の作り方について学びました。まずはキーイング(対象となる素材の色や明暗の値を指定して透明度を調整できるエフェクト)によるクロマキー合成方法を体験しました。簡易なグリーンバックを背景に撮影した指先の動作の映像データと、アイコンのデザインを横並びに配置した画像データを合成し、画像データにキーフレームで時間経過ごとの動きを指定することで、あたかもスマートフォンの画面をスワイプしているようなアニメーションを作成しました。
その後、マスキングという方法を用いて、ひとつの動画内で規定した選択範囲を他の動画に合成する方法を学ぶと同時に、映像素材を編集するコンポジションパネルの構造の理解を深めました。
また、動画内の一部分をマーキングし、そこにオブジェクトを追従させるというモーショントラッキングの方法を学びました。

最後に、ワークショップで学んだ知識のまとめとして、簡単なプロジェクションマッピング風のアニメーション作成に挑戦しました。テーマを『鏡の中の世界』とし、鏡の形にマスキングされたレイヤーを含むコンポジションに各自が自由な発想で15秒のアニメーションを作成しました。
出来上がった作品は映像データとして書き出し、壁に設置した鏡の形の白いアクリルパネルに重なるように投影、みんなで鑑賞会を行いました。上映される映像を観ながら、そのアイディアに驚いたり、感心したり、それぞれにフィードバックがあったのではないかと思います。

複雑に見える映像表現も、今回学んだ基礎的な作業の発展形や集合体です。その点を理解することができれば、憧れにとどまっていた表現も、その構成をひとつひとつ解体し、再現することが可能です。今回学んだことを活かし、様々な映像を研究し、実際に作ってみて、自身の新しい表現方法を生み出す糧としてくれることを期待します。

本ワークショップは受講希望者多数のため追加開催が決定し、2回開催となりました。
参加者 1回目:22名 2回目:16名

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写真ワークショップ「私はカメラ」