ヨガワークショップ
- 2016.06.24
- 2016年度, アーカイブ, ワークショップアーカイブ
2016年度 第5回 情報メディア学科ワークショップ
緊張を強いられる就活、さらに論文執筆、定期試験、授業課題などが重なり、
ストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。
過度なストレスが続くと、心身は硬直し様々な病を誘発します。
そこで今回は、みなさんが本来持つ心身のしなやかさを回復し、
より軽やかな日々を送ることを目指して、
国際的な評価の確立しているアイアンガー・メソッドによる
ヨガワークショップを開催します。
- 講師
- アイアンガーヨガ認定講師
山口博哉 - 日時
- 7月13日(水)15:00-16:30
- 場所
- 聡恵館T558教室
(※別途、更衣室を用意しています。) - 定員
- 先着30名
- 対象
- 情報メディア学科・情報文化専攻 在学生
- 準備物等
- 動きやすい服装(スポーツウェアまたはTシャツ短パンなど)
で参加してください。裸足で行いますので、運動靴は不要です。
筆記用具、水・スポーツドリンクなど、タオル。 - 申し込み
- 情報メディア学科事務室(C206)
2016年6月27日(月)~ 7月12日(火)16:30まで
REPORT
日本アイアンガーヨガ協会の認定指導員である山口博哉氏をお迎えし、初心者のためのヨガワークショップを開催しました。
アイアンガーヨガとは、Yogacharaya Sri B.K.S.Iyengar(アイアンガー師)によって編み出されたヨガメソッドのことで、身体の歪みをアライメントしながら心と体の柔軟性や強さを増進させ、健康を維持することが目標とされています。
ワークショプの導入時には、足を前に伸ばして座り、前屈することが求められました。そこで、参加者全員のポーズを確認した山口氏から、意外な指摘がありました。それは、比較的柔らかに身体が曲がっている人よりもむしろ、身体の固い人の方が、上達が早い場合があるとの指摘でした。なぜなら、一見柔軟に見える人の多くが実のところ身体の表面しか曲げられておらず、本来目指すべき身体の奥が柔軟ではないとのこと。固い人のほうがかえって、身体の奥の固さを自覚しやすいので上達が早いのだそうです。つまりアイアンガーヨガが大切にしていることは、普段ほとんど意識することのない身体の奥にある関節や筋肉を、曲げる、のばす、ねじるなどのポーズを行うことを通じて自覚することのようです。
このような導入の後、全員アイアンガーヨガの最も基本的なポーズを体験しました。立ち、座り、前屈、後屈など、一見簡単そうに見える基本のポーズですが、実際にやってみるとなかなか手強い様子。例えば基本中の基本である立ちポーズ(ターダアサナ)は、足をそろえて、足裏が地面に引っ張られる意識を持ち、反対に膝を強くのばし、重力に逆らうように太ももの筋肉を持ち上げ、頭部は天から引っ張られているかのように伸ばす。無意識に立つのではなく、体全体を意識しながら天と地に向けて身体を強く伸ばすのです。しばらくすると汗がにじみ出るくらい大変です。しかし同時に心地よいのです。
こうしていくつかのポーズを実践し、初めてのヨガ体験が終了しました。参加者の多くは身体を伸ばすことを通じて、その細部を意識(自覚)し、同時に心的活動のコントロールを経験することができたはずです。それは極めてコントロールの難しい心的活動を、身体への意識的集中によって改善するマインドフルネスの実践でもあり、一種の瞑想法なのです。今後みなさんが遭遇するであろうストレスフルな状況を克服するために、アイアンガーヨガは優れたメソッドではないかと考えます。
参加者21名