TYPE RESET Exhibition vol.02 「hommage」展

TYPE RESET vol.02 「hommage」展

TYPE RESET Exhibition vol. 02 「hommage」展

タイポグラフィを忘れてみる
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これが“TYPE RESET”

カテゴリー
作品展示
会場
2021年12月7日(火)ー21日(火) 10:00〜19:00 土日休館
場所
同志社女子大学 京田辺キャンパス
聡恵館1階 ラーニング・コモンズ ギャラリー
入場料
無料
主催
TYPE RESET
協力
同志社女子大学 / 京都芸術大学
お問い合わせ
info@settendesign.com

展示作品紹介

「存在の記憶から」 佐藤 淳

 ポートフォリオをヘルムート・シュミットさんに見ていただいたのが30年前。ページをめくる手がとまったのは現代版画コンクールで入選した作品「存在の記憶から」だった。少しニヤリとして力強く握手されたのを鮮明に憶えている。ほどなく送られてきた「typographic reflections1」。

「Get out of the box:旅せよ我が本」 髙木毬子

 ベルリンの友人から封筒が届いた。中には展示会への参加招待と小箱。企画のタイトルはliving in a box、ルールは1つ、作品が箱に収まること。丁度、創造性で行き詰まりを感じていた頃だった。想像力を復活させる特訓とし15冊の本を制作した。17世紀、ヨーロッパの貴族が旅先に蔵本のミニチュア版を携帯していたことを思い浮かばせ、自作の本を旅に出す。

「Traces」 平山健宣

 ヘルムート・シュミットさんからいただいたお手紙にはいつも手書きのメッセージやサインが添えられていた。それを見ると心が躍るのと同時に、その美意識の高さに背筋を正されるような思いがした。厳しくもあたたかいシュミットさん本人が乗り移ったような手書きの文字。その筆跡をトレースし、自分のデザインに取り込むことで氏の痕跡に思いを馳せてみる。

「Hommage à Adrian Frutiger」 丸井栄二

 2007年に開催された「Hommage à Adrian Frutiger展」への出典作品。フルティガーが1950年に、チューリッヒ工芸専門学校(現チューリッヒ工芸大学)の卒業制作として発表した「木版に展開したラテンアルファベットの発展史」を、現在の私の立場に置き換え、同氏の書体を木版画によって展開。それから8年後の2015年9月12日、フルティガーはこの世を去った。

「S/Z」 真下武久/森 公一

 亡き友人の鎮魂を目的とし、音響世界(現実空間)と無音世界(霊的宇宙)の往還によって生と死の超越を暗示する作品。「S/Z」はかつて友人と結成したメディアアート・ユニットの名であり、バルザックの小説『サラジーヌ』を分析したロラン・バルト『S/Z』に由来している。ここに多層的なオマージュを含意している。

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