漫画の文献学ワークショップ『批評の教室」vol.1 エキシビション
漫画の文献学-フィロロジー- ワークショップ
『批評の教室」vol.1 エキシビション
漫画は、現代を生きる私たちにとって最も身近な表現形式の1つです。雑誌や単行本、ウェブサイト、アプリ、SNSといったさまざまメディアを介して、日々たくさんの漫画が発表されています。ですが私たちは、それらの大量の作品の1つ1つを、どれほど正確に理解できているでしょうか。さりげない台詞回しやコマ割りの中に、反復されるシンボルや構図の中に、複雑に組み合わされた引用の中に隠されたものを見つけた時、これまでよく知っていると思っていたはずの漫画が、全く新しいものに見えるかもしれません。
本展示「漫画の文献学」は、メディア創造学科の中村ゼミ・梅田ゼミが合同で企画したワークショップ「批評の教室 vol.1」で行われたことを報告するものです。このワークショップでは、昨年SNSを中心に話題になった藤本タツキ『ルックバック』(ジャンプコミックス、2021年)という漫画作品を素材に、登場人物やストーリーの確認、用いられている技法の分析、作品の背景となる文脈の考察といった、漫画の批評の基本となる作業を参加者全員で議論しながら進めました。展示では、ワークショップ内で参加者が作成した様々な資料と、参加者の執筆した批評文を公開します。この展示を通して、批評の持つ魅力や可能性を発見してもらえることを願っています。
- カテゴリー
- 研究発表
- 展示期間
- 2022年7月28日(木)ー8月4日(木)
7/28-29は9:30-19:30、8/1-4は9:30-16:30、土日休館 - 場所
- 同志社女子大学 mscギャラリー
(京田辺キャンパス知徳館6号棟1階C163) - 主催
- メディア創造学科 中村ゼミ・梅田ゼミ
- お問い合わせ
- メディア創造学科事務室 TEL: 0774-65-8635